フィールドテストガイド
写真撮影から検査誘導まで — 3 フェーズの作業手順
測量・地図構築
施設を撮影し、3D 点群と画像認識データベースを構築する
施設内を撮影
カメラまたは 360° カメラで施設内をまんべんなく撮影します。
- 同じ場所を複数の角度から撮影(最低 3 方向)
- 隣の撮影位置との重複率 60% 以上が理想
- 暗い場所はフラッシュより明るさ調整で対応
- 配管・柱・設備など特徴的な構造物を含める
- 360° カメラなら歩きながら 2-3m 間隔で撮影
写真をアップロード
撮影した写真を 点群作成ページ にアップロードします。
点群生成(COLMAP)
サーバが COLMAP で 3D 点群を自動生成します。GPU がある場合は高密度点群も生成されます。
SIFT
全ペア比較
SfM
所要時間: 写真 50 枚で約 5-15 分(GPU 環境)
点群確認 + 画像認識 DB 構築
ビューア で点群を確認し、問題なければ VPR(画像認識)データベース を構築します。
データベースに保存
マーキング
現場熟知者が検査ポイントの位置を 3D 地図に登録する
現場でローカライズ
スマートフォンのカメラで周囲を撮影すると、自分の位置が 3D 地図上に表示されます。
- 配管や柱など特徴的な構造物が見える方向を撮影
- 壁だけの画像より、複数のオブジェクトが映る方が精度が高い
- 位置が安定するまで数秒待つ
検査ポイントをマーク
検査ポイントの前に立ち、「マーカー登録」ボタンをタップ。名前とメモを入力して保存します。
検査誘導
検査員をマーカー位置まで順番にナビゲーションする
検査ルートを確認
管理室または手元のスマートフォンで検査ルートを確認します。マーカーの巡回順序は自動最適化されます。
カメラで位置を確認しながら移動
スマートフォンを持って歩きます。定期的にカメラを向けると位置が補正されます。
PDR(歩行検出)+ VPR(画像認識)+ WiFi を
EKF で統合し、連続的に位置を追跡します。
VPR
PDR
RSSI
精度 ~3m
検査ポイントに到着 → 次へ
マーカーに近づくと到着通知が表示されます。検査を実施し、次のポイントへ進みます。
管理室からはリアルタイムで検査員の位置と進捗が確認できます。
API エンドポイント一覧
各フェーズで使用する API
| Phase | エンドポイント | 説明 |
|---|---|---|
| A | POST /api/jobs |
写真アップロード + ジョブ作成 |
| A | POST /api/jobs/{id}/run |
COLMAP 再構成を開始 |
| A | GET /api/jobs/{id}/result |
点群 PLY ファイルをダウンロード |
| A | POST /api/jobs/{id}/vpr/build |
VPR 特徴量 DB を構築 |
| B | POST /api/jobs/{id}/localize |
カメラ画像で位置推定(VPS) |
| B | POST /api/jobs/{id}/markers |
マーカー(検査ポイント)を登録 |
| B | GET /api/jobs/{id}/markers |
登録済みマーカー一覧 |
| C | POST /api/jobs/{id}/vpr/query |
VPR で位置推定(画像認識) |
| C | GET /api/jobs/{id}/export |
オフライン用データパッケージ |
環境変化への対応
足場・仮設物がある場合
天井や配管など上部の恒久構造物を撮影すると、足場があっても認識精度が維持されます。
照明条件
検査日の季節・時刻がわかっていれば、事前に条件に合わせたモデルを準備できます。
GPS が使えるエリア
屋外エリアでは GPS が自動的に活用され、建物に入る際の初期位置として使われます。
マルチフロア
気圧センサーでフロアを自動判定。階段では画像認識とセンサーを組み合わせて追跡します。